冬の北海道クルマ旅 ニュービートルでドライブ

　翌日は道東自動車道をドライブ。どっかで下道降りたほうがいいんだろうなぁと思ってたらGoogleナビさんが何故か「40分遅いルート」を提案しだして、見てみるとトマムICで高速降りて十勝とかを下道で走るルートでうぉぉめっちゃ良い道ちゃうん！と採用。

　この選択は大正解でさっそく白樺並木が長く続く道があらわれGoogleに感謝の祈りを捧げてしまいました。

　狩勝峠を越えて更に道を逸れますと視界が一気に開けました。なーんにも無い大平原・どこまでも続く道に「うわぁ…すげぇ…」とゆっくりと運転しておりました。野原ひろし「見ろ！この果てしなく続く一本道！すげえだろ！」みさえ「ほんとね〜！！」しんのすけ「まるで家のローンみたいだ」

　途中、帯広に白樺並木道の撮影スポットがあるということで寄ってみました。おぉ、ええ感じ。画角、角度、水平…改まってちゃんと撮ろうとすると上手く撮れず何回も撮り直してました汗

　帯広で豚丼を食べて目的地の知床を目指して出発。道中 雪に埋もれた旧ビートル(タイプ1)が現れました。何か先祖の霊・お地蔵さん・道祖神のような雰囲気で、何かを訴えているように感じました。(引き返せ…引き返せ…)的な。。。

　気にせず進み、日が暮れ、目的地に近づくと雪が強くなってきまして、仕舞いには猛吹雪&ホワイトアウトにまで遭いました。これのことかっ！ハイビームだと逆に視界真っ白。おそるおそる運転して何とか知床の宿に到着しました。

　その夜は吹雪の音がビュンビュン聞こえて大丈夫かいな?と思いつつ疲れとお酒で爆睡zzZ 翌朝、吹雪に当てられて白目で死んでるニュービートルの姿がそこにありました。

　知床で過ごしている間に生き返りましたが鼻水が凍っているようでした。

　網走の宿にて記念撮影。キンキの料理、美味しかった〜。

　西へと折り返し旭川へ向けて出発。途中の道の駅がスキー場付になってて驚きました。

　道中トイレが無くやむを得ず高速を降りますと、そこは上川町という日本酒の町でした。緑丘蔵という酒造で「北海道の酒造好適米と大雪山系の天然水を原料にした手づくり小仕込みの純米酒」とのこと。どうやらこの町でしか売ってないっぽい。→こういう出会いは大事！と即購入しました。これが酸味が感じられて甘く丸みのある日本酒で大変美味しかったです。初めての味。こんなん京都には無いのでは。これはいい出会いでした。

　大雪山 旭岳登山して旭川動物園を満喫して、いよいよやる事なくなってきたなーとラーメンをズズズっ。よし美瑛の丘めぐりに行ってみようと出発。セブンスターの木などアクセスする道はキチンと除雪されており、ニュービートルの写真をたくさん撮ることができました。マイセン…？番号で言ってもらっていいですか？(メビウスでは…？)

　クリスマスツリーの木は富良野にあるということで更に足を伸ばしたところ、ちょうど沈む太陽が木の先端と重なるタイミングでした。ラッキーストライクや◎ダイヤモンド富士ならぬダイヤモンドクリスマスツリーの木ですね(長い)。

　ニュービートルとも一緒にパシャリ。

　富良野で夕食にカレー食べて夜の部スタート。Macの壁紙にもなった青い池へ。池は凍って真っ白ですがライトアップで青く照らされていました笑

　そして再びクリスマスツリーの木へ。月が木の真上にある星景写真を撮ることができました。三脚忘れたっ！雪でええやろ！

　最終日にトラブルは発生しました。イオンにて車のキーを紛失。探しても見つからず。車の中に鍵があるのではとカギの救急車を呼び開けて頂くも見つからず。このままでは帰れない泣 と絶望したところでイオンの案内の方から落し物の届出があったと電話がかかってきて無事に鍵を見つけられました。どなたかはわかりませんでしたが本当に助かりました。ありがとうございました。

　で、最後にサッポロファクトリーにて映画「ドライブ・マイ・カー」を見たのですが、北海道ドライブを終えた後で北海道の映画館で見て、すごい胸が熱くなる内容でした。おかげでストーリーあんまり頭に入らなかったんですけどね。

　以上。自分の車で冬の北海道を横断ドライブした内容でした。飛行機で行ってレンタカーで観光するのが一般的で効率良く間違いないと思いますが、ドライブの楽しさ・冒険感が全然違います。機会があれば是非おすすめしたいです！

　(…車めっちゃ汚れるけどね)

撮影：

PENTAX KP / SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO HSM

iPhone SE2