結婚式 as カメラマン@平安神宮・京都ホテルオークラ

2019年7月14日日曜日

チャレンジ企画 仕事 写真 料理/グルメ/宴会

先日、兄の結婚式に行って参りました。弟としての参加であれば気楽なものなのですが、何とメインカメラマンの大役を任されてしまいました(汗) 風景写真とかはよく撮るけれどポートレートや集合写真など人物撮影はド素人。普通であれば責任重大なので辞退するべきですが、兄の頼みですし、失敗でも良いと言ってくれてますし、引き受けることに致しました。引き受けたからには素人なりに少しでも良い写真を撮ろうと思いました。


■大まかな情報共有
引き受けたのは1月で結婚式は6月と準備期間は十分あったと思います。結婚式・披露宴とも新郎新婦の親類のみで実施。結婚式は平安神宮、披露宴は京都ホテルオークラ。必要な写真は各ロケーションでの2ショット写真や家族との集合写真など。その他はスナップでパシャパシャと。単焦点で背景を綺麗にぼかした写真希望! と大まかなイメージを早めに共有しておきました。また事前に一緒にロケハンすることをお願いしました。


■撮影機材検討・調達
持っている撮影機材はミラーレスPENTAX K-01とズームレンズ(オールドレンズは怖いので今回使いません)、高級コンデジRICOH GR(無印)、2眼レフカメラRolleiflex T、元祖高級コンパクトRollei35T、あとスマホBlackbery Key2です。3脚&リモコンも。

単焦点で背景を綺麗にボカしたいのでPENTAX K-01用に単焦点レンズ(smc PENTAX-DA 50mmf1.8)を購入しました。小さく軽くて安価だけど高評価な純正レンズということで、これやなと即決(半額頂きましたm(_ _)m)。外部ストロボも検討しましたが使い慣れていないと、ただでさえ時間との勝負なのに設定に手間取ったり、下手な照明の当てかたになってホワイトバランスめちゃめちゃで修正しようのない写真になったり、リスクのほうが高いと思い見送りにしました。

ということで基本はK-01+単焦点50mm、広角が欲しい時はGR、大切な写真はRolleiflex T(FUJI PRO400H)。念の為3脚に決定。それからしばらくは人物写真の練習をやっておりました。盗撮ではなく!


■事前ロケハン打合せ
新郎新婦と事前ロケハン打合せはやっておくべきだと思います。結婚式は過密スケジュールで進行していきますので撮影で足を引っ張るわけにはいけませんし、撮る写真を決めておかないと自信を持って写真撮りまーすと前に出れず、最悪盗撮写真みたいなのばっかりになったりして残念な結果になる自信がありました。一度「忙しすぎて無理(汗)」という連絡が来たのですが、上記の心配について話しましたらわかってもらえました ε-(´∀`*)ホッ

実際、事前ロケハンで当日詳細スケジュールと動線を確認し、撮る写真・条件を決めることができましたし(やっぱりぶっつけで考える余裕ない)、撮った写真を見ますと「あぁ本番じゃなくって良かったー!」っていうのが多く改善を検討することができたので大変有意義でした。

例えば内蔵フラッシュ無しですと逆光がキツすぎたりホテルのロビーが暗すぎたりと、どうしようも無い写真になってしまってました。逆に内蔵フラッシュありだと顔がテカりすぎたり、人物に光が当たりすぎて背景が暗くなることが多かったです。


対策として、外部ストロボを検討しているときに「ディフューザー」という乳白色のカバーでフラッシュを覆うことでこれらを改善できるものがあった事を思い出しまして、内蔵フラッシュ用のディフューザーはないけどフィルムケースで覆えばいいんじゃね?と思い検証しまして有効であることを確認・採用しました。


■結婚式@平安神宮
天気予報では曇りもしくは雨だったのですが、さすが兄。晴れました(驚)。逆光対策考えといてよかったです。結婚式なのでスーツをビシっと着て、撮影機材を詰め込んだ大きいショルダーバッグで台無しにするスタイルで出発。

ホテルにつきますと新婦の親族と会いまして挨拶と写真担当である旨伝え、パシャパシャ撮るお許しを頂き、早速スナップで何枚か撮影。問題なさそうです。新郎新婦の支度・スタジオ撮影が終わりましたら一緒の車に乗って親族より先に平安神宮へ。


到着しましたら集合時間まで庭園にて撮影です。朝なので庭園に人は少なく祝福ムードで撮影に協力頂けたので打合せ通り写真を撮ることができましたm(_ _)m サプライズで新婦の上司とお子さんが庭園で待っておられ、ばっちり撮影させて頂きました。

天気が良かったので白無垢がピカピカ&逆光&角隠と顔が暗くなる条件満載でしたが内蔵フラッシュ+ディフューザーで手応えを感じました。

親族が合流しまして庭園での集合写真など撮らせて頂いたのですが、ディフューザー(フィルムケース)の見た目が可笑しいようで雰囲気が和らいでくれました。内蔵フラッシュ出す時にマヌケな音が鳴って笑ってもらえました。まぁ変ですよね。エンジニアっぽさは出せてたかもです。

結婚式については撮影禁止。カメラマンは少しお休みして2人の祝福に集中。神前式は何気に初めてでした。内容についてはサンプルビデオをご参照。厳かな儀式で少し緊張しましたが「ポワーン♪」で少し笑いました。


式と親族紹介を終えたら写真場で撮影。最初は神社のカメラマンさんが撮影されました。大変元気にテキパキ撮影されてて「さすが!」と思わされてしまいました。二眼レフにもリアクション頂けましてピント調整&シャッターをお願いすることもできちゃいました。ややこしいのにありがとうございましたm(_ _)m


■結婚式@京都ホテルオークラ

ホテルに戻りまして衣装直しの前にロビーで和服でサクッと撮影できました◎やっぱり暗いのでTAv1/30,f2.8,ISO1600,ストロボ有で手ブレやピンぼけがないように撮りました。ISO上げるとノイズ増えますが確実に撮るのを優先しました。

お色直しの間は控え室で待機。飲み物を頂きまして…やっぱり暑かったのでしょう。みんな一気飲み!先週の30℃よりマシとはいえ厚着ですしね。夏にやってたら本当に大変でしょうね。ここでやっとご家族とゆっくりとお話できた気がします。子供らは元気にホテルを探検されてました(タブレットでポケモンGOやってる…!)。そしてお色直しを終えた新郎新婦が演出もなく登場。動いてるともう適当にしか撮れません(> <)


会場へと場所を移し披露宴スタート。大きなテーブルを囲う形で少し向かいと距離を感じる感じ。さて何を話せばよいのやらとしばし静かな時間が流れスタッフさんが話題を振ってくれてたりして「あ、まずいかも?」と不安に(^^;) 普通ならこの状況を打開するコミュ力を持っておりませんが隣に座っておられます新婦のお姉さん、偶然にも僕の小中学校で同級生だった人と親友ということがわかっておりまして、その話から地元トーク・昔話など話が広がり軌道に乗りました♪

食事メニューはあえての中華。結婚式で中華は初めてでしたが、食べやすいし美味しいし全然ありでした◎ おしゃべりと食事でしばし写真撮影をサボってしまいました。食べた後に食事の写真も撮っておいて!と言われて絶望。料理を美味しそうに撮るのも専門外っす(> <)

ここで親族紹介。(え?親族紹介って神社でやったよね?トップバッター?何も考えてないよ?) 何を話したのか覚えておりませんが「そんな風に思ってくれてたんか」と良い反応を頂けたようで安堵=3 お父さまとは仕事で少し関わりがあるようで会社トークになりました。

続いて新郎新婦の作成した家族紹介のムービー。僕の撮ったガチな写真が使われていて、いいねを頂きました。これまでの無様なカメラマンのイメージを払拭できたなら幸いでございます。

なんやかんや賑やかに時間は過ぎまして新郎新婦から両家族への花束贈呈と決意表明的な何か(写真撮ってるとこのへん集中できません)を終えて披露宴終了。ロビーにて集合写真撮影。設定だけちゃんとして、ブライダルマネージャーさんにシャッターを押してもらいました(撮り直し多くてごめんなさいm(_ _)m)

その後、ホテルの外で新郎新婦とスタッフの方々交えて写真撮影。明るいところでの撮り方を忘れ慌てましたが持ち直しました。変なポーズをして背筋を痛めました。

というわけで結婚式は終了〜! そのあと新郎新婦の打ち上げに招待されまして今回の結婚式のMVPに選ばれてしまいましたL( ・´ー・`)」


■レタッチ、現像
デジカメで撮った写真は合計380枚で、どうしようもない写真が80枚。だいたい撮り直しできており、欲しい絵は撮れていたのでよかったです。

フラッシュを使ったといえど顔をちゃんとした明るさにして、衣装も背景もちゃんとした写真にしようとするとRAW現像が必要です。合計380枚から210枚の写真を採用してすべて調整しました。中には顔部分だけ少し明るくする荒業まで。。。逆パンダみたいな日焼け何なん。

フィルム写真は写真屋さんで現像・お試しプリント。こっちはフラッシュ無しにも関わらず綺麗に撮れていました。ネガフィルムのラチチュードの広さってやつですか。ブレなし。平行もOK。ピンぼけがありましたが保険で2枚撮ってたので失敗を免れました。あとはどう仕上げるとより良い写真になるか相談して4切(ましかく)サイズでマットプリントをお願いしました。

やっぱりフィルムはどこか違った空気感になりますし、デジカメのちゃんと撮れた写真と違って不完全さが味わいになって長時間見てて飽きない魅力があります。


■仕上げ
一生懸命撮った写真ですのでちゃんとした渡し方を考えました。写真の価値はファーストコンタクトで決まると言っても過言ではない!ということでクラウドで共有するのは却下して、台紙にして渡すことにしました。お祝いにちょうど良いかと。

フィルム写真は薄型の和紙スクエア祝台紙(6切3面サイズ)に4切ましかくで貼付けます。ましかく写真用の中額が探しても見つからず、写真コーナーも考えましたが写真がふにゅふにゃになるので却下しまして、最終的に画材屋さんを訪ね、台紙と写真に合うマットを製作してもらいました。薄型の台紙なので通常の厚さだと折畳めなくなる事がわかりまして、薄型の素材を探してもらって製作頂きました。また、作業机をお借りて仕上げ作業もさせて頂きましたm(_ _)m 苦労しましたが胸を張って渡せる一品に仕上がったと思います。

デジカメ写真は枚数多いのでDVD-Rに書き込み代表1枚プリントしてCD/DVD収納写真台紙に貼付・収納しました。

ご家族用は2Lサイズのましかく写真用台紙にフィルム写真を2枚入れ、紙ケースに入れたDVDを挟むという形にしました。


■納品
そして緊張の納品。。。めちゃめちゃ喜んでもらえました\(ToT)/ いろいろ言ってもらったのですがお腹一杯すぎて ドモッス(^^)ゞしか返せなくなる始末。特にフィルム写真に感動されてて、ちゃんと仕上げた甲斐がありました。こんなに喜んでもらえて、いい仕事をさせて貰えた達成感で逆に感謝でございますm(_ _)m


以上が結婚式のカメラマンの内容でした。失敗できませんし、経験や技術も必要ですし、やっぱり普通はお断りしたほうが良いと思います(笑) でもちゃんと撮れたなら大変やり甲斐があると思います。


最後になりましたが本件、某写真屋さんにたくさんの助言を頂いてやり遂げる事ができました。ご多忙にも関わらず多くの知恵やアイデアを頂戴致しまして本当にありがとうございましたm(_ _)m

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